必死で身を隠す雀

今日は昨日と一変して暑くても日が柔らかい。
まさに秋が近づく天気でした。

昼の時間
娘にトンボの写真でも撮って見せようとカメラを持って歩いてたら
僕の車の下で必死に身を隠す雀がいた。

ここにいたら確実に轢いてしまうし
元気そうだったので
触らないように臭いがつかないように
新聞紙に載せて会社の風の通る涼しい所に避難させた。

そして水あげようかな
って思い水を用意したところで
現場でトラブル発生!
至急現場に向かう事に。

戻ってきたのは夕方7時
何かだいぶ弱ってる感じがした。
水も自力で飲む様子もない。
両親に相談したら「人間の臭いがついてもかまわないから直接飲ませた方がいいのでは」
と、アドバイスを受け牛乳を与えて見ることに。

ストローで牛乳を与えたら
さすがに成鳥。
警戒強すぎなかなか飲もうとしなかったが
上手く口に入り飲んでくれた。
意外と元気があったので米粒をあげてみた
苦労はしたがちゃんと食べてくれた。

慣れるのに時間がかかるけど
頑張って元気になろうな
名前も考えないとな
そう思ったのはほんのひとときだった。

もう一口牛乳飲ませようと牛乳を与えてた時。
雀が急に羽を広げ牛乳を拒んだ瞬間

その雀の一生が終わった、、。

僕は何が起きたのかわからず
雀を入れてた箱に戻し混乱した

息はしていない様子。
ストローを喉のそばまで入れ吹き込んだ。
人にCPRをしたことはあるが鳥にしたことは無い。
とにかく二回連続で胸がふくらむ程度吹き込んで悩んだ。
何秒ごとに吹き込めばいいのかどこを押せばいいのか

とにかく鳥だから心配能力が非常に高いと思い
胸当たりを5回をして一回吹き込んで
何回も何回も

8時を回って雀の体が堅くなっていくのを感じた。

絶望だった

本当に助けたかったんだ。
だけど雀にとっては僕に触られたのが最高のストレスで、
僕の存在によって辛い思いをしてこの世を去ったのか
と考えると非常に辛く。悲しかった、、、

今晩娘に
「お父さんにね、新しい家族ができたんだよ。きみねが帰ってきたら、一緒にお空に帰そうね。」
って言おうとしていた。
雀のそばで寝て、雀に明日朝米粒あげるんだと思ってた。
しかし、僕の行動が雀にとって仇になったのかと思うと後悔でいっぱいだ。

もう一度言う

助けたかったんだ。