入院14日目。
当初退院の予定が二週間前後だったけど、熱が下がらず予定が未定に。

終日1.2時間おきに抗生剤の入れ替えがあるので、大部屋にいるのですが、周りの患者さんの声を聞いてると、それぞれいろんな親子の在り方があるんだな。と感じます。

最初入院した時、大部屋には向かえに1人の患者さんしかおらず、年は60後半かな?
娘さんがいて、とても心配性。父に会うたび、ちゃんと寝てる?ご飯食べてる?など聞いてた。
退院の時は、退院後の生活を先生に確認して自覚して!って
、、、愛だねぇ。

そして次に入った隣の患者さん。
年は60前半。
息子が僕より下みたい。
親子共々車が好きで和気あいあいと車の話で盛り上がってる。
他の世間話も楽しそうだった。
友達みたいな父と子。羨ましくもあった。

そのあと入った筋向いの患者さん。
年は僕の10歳くらい上かな?お父さんが面倒を見に来る。
厳しい父親で整理整頓なってるか?身だしなみOKかチェックしてる。
息子さん押され気味だけど、会話が豊富で絶えない。

最初にいた患者さんが退院し、次に入った方。
年は70位。息子さんがきて身の回りの事を中心に話していた。
特別いろいろ話す訳ではない。よくドラマとかで見る父と子の関係。

そして、うち。
父が一度見舞いに来た。
「どうた?」
事情を話した。返事はなく、少し上を見ていた。
会話がなくなった。沈黙が10分位。
そして「帰るぞ」と。

実はその沈黙が良かったりする。
言葉なんていらない。そこにいるだけでいい。

父はいい仕事のパートナーでもある。
10年以上一緒に仕事してきた。
仕事の話になると止まらなくなるほど話すのだが、それ以外の話となると父も僕も苦手である。

二週間も寝たきりだと、半端なく筋力が低下しているのがわかる。
もしかしたら、退院してからの筋力を取り戻し、従来の生活に戻るの方が大変かもしれない。
退院したら父とキャッチボールでもしようかな?
できるとしたら何年ぶりだろう。
小学生以来だな。
沈黙もいいけど、下らない話してキャッチボールもいいな。って感じた。
それはLINEで学生時代の集合写真がアップされた。とても懐かしい写真がきっかけだった。
一人の友人がキャッチャーぼく写ってた。そんな些細なことで考えた。

同じ生活だととらわれないで過ごす。
意外と面白い事が転がっている。
退院はいつか検討つかない状態だけど、今を大事にできる様な日常を送りたい。

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※写真は数日前の写真。今日は蔵王が雲で見えません。